(廃止)新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向けたテレワーク制度について【Q&A】

「権利・勤務条件」の目次>新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向けたテレワーク制度について【Q&A】

2023年5月7日付で廃止となりました

なお、2020(令和2)年6月24日付教委校(全)第39号「テレワーク制度について」は変更されません。(内容は追って当HPに掲載します)

Q1 テレワーク実施申請書やテレワーク実施報告書は必要なのか。
A1 勤怠の管理は教職員勤務情報システムで行っていただきますが、業務の内容については、申請書・報告書で管理することとなります。今後、どのような業務を自宅で行ったのかの説明を求められた場合に必要な文書となりますので、必要事項をきっちりと記入し、保管しておいてください。

Q2 テレワーク実施申請書やテレワーク実施報告書は日ごとに作成する必要があるのか。
A2 テレワークを行う際は日ごとに作成してください。例えば、2日間テレワークをする際は、期間を通してまとめて1枚ではなく、それぞれのテレワーク実施日に対して、テレワーク実施申請書やテレワーク実施報告書を1枚ずつ作成することとなります。

Q3 手続きの中で、始業時・中断時・再開時・終業時に報告を行うようにあるが、これは必ずしなければならないのか。
A3 適正な勤務時間管理のため、お手数ではございますが、始業時・中断時・再開時・終業時の報告は行うようにお願いします。なお、中断時とは、休憩に入るときや年次休暇を取得するときなど、勤務が中断されるときをいいます。再開時とは、休憩や年次休暇から勤務に戻るときなど、勤務が再開されるときをいいます。

Q4 テレサポート機能用パソコンを利用できない教職員は、どうすればよいか。
A4 紙媒体などの資料を持ち出して業務を行ってください。

Q5 自宅でテレサポート機能用パソコンの接続に時間がかかる場合、どうすればよいか。
A5 一度に接続できる数には限りがありますので、時間をあけて接続してください。また、テレサポート機能用パソコンを利用しない場合は、正しい方法でログオフしておいてください。

Q6 自宅で行う業務に制限はあるのか。
A6 特に制限は設けません。授業再開後の準備や教材研究等を行ってください。

Q7 必ずテレサポート機能用パソコンを持って帰る必要があるのか。(教材研究等をするために紙媒体(教科書や資料)のみを持って帰るだけでもよいのか。)
A7 必ずしもテレサポート機能用パソコンを持って帰る必要はありません。テレワークをする際に行う業務において必要な範囲でテレサポート機能用パソコンを利用してください。

Q8 テレワークは必ずする必要があるのか。
A8 強制するものではありませんが、追加通知文にありますように、テレワーク制度の趣旨をご理解いただき、積極的に導入してください。

Q9 追加通知文において、『「原則として週2日以内」の目安にこだわらず、テレワークでの勤務を基本とし、』とあるが、テレワークの日数に制限はあるのか。
A9 特に制限はありません。臨時休業期間中の学習指導や幼児児童等の居場所の確保などの業務に支障をきたさないような体制を確保しつつ、また、特定の教職員だけが在宅勤務をすることがないようローテーションを組むなど、工夫していただきますようお願いします。

Q10 テレワークの対象には事務職員や事業担当主事(補)も含まれるのか。
A10 含みます。対象者については、通知文P1 を参照してください。

Q11 事務職員や事業担当主事(補)について、テレサポート機能が利用できるようになったのか
A11 テレサポート機能の利用対象者は、通知文別紙1にありますように、教員となっております。
 そのため、事務職員や事業担当主事については、現時点においては、紙媒体の資料等を持ち帰ることによるテレワークを想定しています。
 なお、テレサポート機能のシステム操作についてご不明な点がある場合は、コールセンターSKIPにお問い合わせください。

Q12 年次休暇(又は特別休暇)との併用は可能か。
A12 可能です。(特別休暇については、育児時間や子の看護休暇等の併用は可能だが、取得単位が日単位のものや特別休暇・テレワークの主旨から併用が難しいと考えられるものを除く。)なお、年次休暇等と併用する場合は、勤務時間の管理を適正に行っていただきますようにお願いします。

Q13 テレワーク制度の利用において、パソコンや個人情報を持ちだす際の手続としては、実施申請書及び実施報告書を提出するだけで足りるのか。
A13 パソコンを持ち出す際の手続きは、実施申請書及び実施報告書となります。個人情報を持ち出す際は、通常の業務と同様に「大阪市立学校園における個人情報の持ち出しに関する要綱」に基づき取り扱ってください。(通知文P4参照)
Q14 通知文にある市内等出張とは何か。(管外出張との違いは何か。)
A14 市内等出張とはいわゆる管内出張※のことです。
(※管内とは、大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、和歌山県、滋賀県及び三重県をいいます。)

「通知文」とは➜ 令和2年4月13日付け教委校(全)第10号「新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向けたテレワーク制度について」

「追加通知文」とは➜ 令和2年4月14日付け教委校(全)第12号「新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向けたテレワーク制度について(追加)」

(廃止)新型コロナウイルス感染症に関する休暇に係る取扱いについて

「権利・勤務条件」の目次>新型コロナウイルス感染症に関する休暇に係る取扱い

について

2023年5月7日付で廃止となりました

 

幼稚園・小学校・中学校

3/1~3/24

3/25~4/7

春季休業期間 (※1)

4/8~

高等学校

3/1~3/15

3/16~4/7

春季休業期間(※1)

(1)教職員が停留の対象となった場合

特別休暇、病気休暇又は年次休暇

(2)教職員が感染していると疑うに足りる正当な理由のある者等として外出自粛要請等を受けた場合

特別休暇

(3)教職員又は親族等に発熱等の風邪症状が認められ、感染症防止の観点から勤務しないことがやむを得ない場合

特別休暇(※2)

(4)学校の臨時休業等により子の世話が必要になったため、勤務しないことがやむを得ない場合

特別休暇(※3)

別紙1参照

特別休暇(※3)

(5)介護施設等の臨時休業等により日常生活を営むのに支障がある者の世話が必要になったため、勤務しないことがやむを得ない場合

特別休暇

(6)上記のほか、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、教育長がやむをえないと認める場合

特別休暇

※1 大阪市立の学校園における春季休業中期間を記載しています。私立や他都市の学校園につきましては春季休業期間が異なる場合がありますので、春季休業期間をご確認ください。

※2 病院を受診した場合は、領収書等の添付が必要です。また、発熱等の風邪症状がある場合は、日々の検温や症状を備考欄に詳細に記載してください。

※3 当該子が中学校就学の始期に達している場合(特別支援学校及び特別支援学級に在籍する子を除く。)にあっては、備考欄に当該やむを得ない事由について記載してください。

 

【別紙1】

※【別紙1】については、幼稚園・小学校・中学校(3/25~4/7) 高等学校 (3/16~4/7)の春季休業中の取扱いとなります。

春季休業中における特別休暇(4)の取扱いについて

1 子が幼稚園、小学校、中学校、高等学校、特別支援学校に通っている場合

 当該学校園が春季休業期間の場合、令和2年4月14 日付教委校(全)第11 号の「1対象者」(4)にある「学校の臨時休業等により子の世話が必要になったため、勤務しないことがやむを得ない場合」を理由とする特別休暇は取得できません。

 ただし、子が発熱などの風邪症状があるため、勤務しないことがやむを得ない場合については、

(3)の要件に該当するため、特別休暇が取得できます。

2 保育園や学童保育等の施設が、未だ開所していない又は利用の自粛を要請している場合

 保育園や学童保育等の施設が未だ開所していない、又は、新型コロナウイルス感染症に感染する恐れがあり利用の自粛が要請されている場合は、特別休暇が取得できます。

 この場合、保育園や学童保育等の施設からの依頼文等を添付してください。

 また、子が発熱などの風邪症状があるため、勤務しないことがやむを得ない場合についても、(3)の要件に該当するため、特別休暇が取得できます。

 ただし、本人が自主的に家で監護する場合及び本人の口頭で申し出にとどまる場合は対象外となります。

※ 中学校就学の始期に達するまでの子を養育する職員がその子の看護のため勤務しないことが相当であると認められる場合は、これまでどおり子の看護休暇が取得できます。

(ただし、一会計年度で付与される5日間(2人以上養育する職員にあっては10 日間)の範囲内)

コロナ禍 こんなときに!小学校つぶし(学校統廃合)すすめる大阪市

コロナ禍 こんなときに!
小学校つぶし(学校統廃合)すすめる大阪市
生野区で来春から

 「大阪市をよくする会」は次のニュースを発行しました。

 「大阪市をよくする会ニュース」No.79のダウンロードはこちら(PDF)

 小学校つぶし条例(学校活性化条例改正)を強行した大阪市教委は3月19日、「大阪市立小学校の適正規模の確保に関する規則」を制定しました。これは「小学校の学級数の適正規模の確保のための手続き等について定め」たもので、別項のように「適正配置対象校の区分」を定めました。

「大阪市をよくする会ニュース」No.79

学力テストの中止を求めます(子どもの権利NGO大阪 が申し入れ)

「子どもの権利・NGO大阪」は大阪市教育委員会に次の申し入れを行いました。

 この申し入れのダウンロードはこちら

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2020年4月6日

大阪府教育委員会
教育長 酒井 隆行 様

テスト重視の学校を子どもたちは望んでいません
学力テストの中止を求めます

子どもの権利・NGO大阪
代表委員 丹羽 徹
渡辺 和恵

 新型コロナウイルス感染対策として、政府は安倍首相による学校の一斉休校要請を突然行い春期休業を含めて休校が一か月以上になり、子どもたちは学び、遊ぶ時間を奪われました。そして今回の文部科学省・大阪府教育委員会の指示・要請を受け新年度に入ってなお休校が続くことになります。

 この間の休校で子どもたちの生活が激変し、心と体の健康の不調をかかえる子どもたちも少なくありません。保護者・家族、教職員、学童保育関係者などの疲れも相当なものになっています。とりわけ、新学年度は入学・進級、クラス替え、教職員の異動・担任の交代など子どもも教職員も不安やストレスを抱えています。
その時期の休校という今こそそうした子どもたちをしっかりと受けとめる学校と教職員、保護者・家族・大人の支援が必要です。

 休校中は、すべての子ども・家庭にも学校・教職員の思いが届き子どもたちの不安や要望に可能な限り応えるとりくみと、それができるための学校・地域の裁量と人の確保を含めた条件改善をすることが重要です。

 また、学校の再開に当たっては、「はじめに子どもありき」を第一にすること、(一斉休校の際、大阪市の中学生は「ちゃんとした卒業式をしたい」と署名を集め提出し、神奈川県の小学生の投書「安倍総理大臣様 なぜ休校 ぼくは学校に行きたい」が報じられました。)今こそ子どもたちの声に耳を傾けなければなりません。

 新学習指導要領によるいっそうのつめこみ教育、学力テスト体制を進める学校にしてはなりません。学力テストは都道府県、市町村、各学校まで平均点による順位が公表され、学校の序列化がすすみ、点数競争を教職員と子どもに強いてきました予定の4月実施は延期されましたが、府の独自のテスト、チャレンジテストなどとともに、早期に中止を決めて落ち着いた学校環境にすることを求めるものです。

 国連子どもの権利委員会による4・5回目の審査の最終所見(2019年2月)では、日本の学校について「あまりにも競争的な制度」「ストレスフルな学校環境」と指摘されています。子どもはもちろん、教師も保護者もテストの点数だけが評価される学力テストの強制を望んでいません。子どもたち一人ひとりの発達が保障され、学ぶことが楽しくなる学校に変える時ではないでしょうか。

 以下、2項目を申し入れます。なおご回答は文書で早急にお願いします。

Ⅰ この間の休業による「学習の遅れ」を取りもどすためとして、機械的に授業時数を増やせば子ども・教職員の負担が大きくなるのは明白です。教育委員会が一律の指導をせず、子ども・学校・地域の実態に基づいて各学校・教職員が教育計画を立てられるよう学校・教職員の裁量を保障すること。

Ⅱ この間、競争教育を進めてきた全国学力学習状況調査(全国学力テスト)の中止を国に求め、府としては実施しないこと。
府教育委員会は、大阪府中学生チャレンジテスト、小学校5・6年生の「新テスト」を中止すること。市町村教育委員会・学校にテストへの参加を強制しないこと。

以上

子どもの権利・NGO大阪      
〒550-0002             
大阪市西区江戸堀1丁目19-3   
江戸堀ビル2階          
電話 06-6796-7619   
メールアドレス           
o-kodomonokenri@sirius.ocn.ne.jp

4.11教採突破講座① 案内

2021年度採用(2020年度実施) 大阪市教員採用選考テスト
4.11教採突破講座①

 この講座の案内ダウンロードはこちら(PDF)

 登録フォームはこちら(講座終了)(参加には事前登録が必要です)

大阪市の子どもたちのために毎日がんばっておられる講師のみなさん!
大阪市教はみなさんの合格を応援しています!

新型コロナウイルス対応による学校休校のため、大変な年度末になりました。
例年になく、あわただしい新学期ですが、現職の講師を続けながら、面接や筆記試験対策を一人でするのは苦労をともないます。特に今年は、試験日程が早まるなど、例年とは変更になった点がたくさんあります。大阪市教では、教員採用試験の合格をめざす仲間と先輩教職員が力をあわせて励まし合いながら、教員採用試験学習会をしています。

今年こそ合格をめざしてがんばりましょう!!

教採突破講座では、座席をはなす、除菌・消毒の準備など、ウイルス対策を行います。

申し込みは、大阪市教のホームページの登録フォームから、 名前、勤務校、連絡先、受験校種などを入力して、事前に登録してください。

 登録フォームはこちら)(講座終了)

参加費は1000円です。(大阪市教の組合員の方は無料です。)

日時 2020年4月11日(土)13時30分(受付開始)~16時30分

会場 アネックスパル法円坂 3階6号室

(地下鉄かJR森之宮駅下車西へ8分、中央大通り沿い)

講師 大阪市教の先輩教職員、青年教職員

内容(予定)・合格体験談から学ぶ、「大阪市教員採用選考テスト」の心構え
      ・合格するエントリー

今後の日程(予定)

※ 変更することもあります。
6月 6日(土)14:00~
6月20日(土)14:00~
7月18日(土)14:00~
会場:アネックスパル法円坂

学校つぶし条例に反対する陳情書

 この陳情署名用紙のダウンロードはこちら(PDF)

大阪市会議長 様

子どもと教育、地域にとって大切な学校の統廃合について、保護者・地域・住民との合意形成を突然放棄し、学校つぶしを強行する条例制定を行わないことを求める陳情書

(陳情趣旨)

 大阪市教育委員会は1月15日、松井一郎市長も出席する総合教育会議で、11学級以下の小学校の統廃合を教育委員会主導で進めるための条例を定めることを確認しました。「文部科学省によると、小学校の統廃合に関して条例をつくるのは異例」、「成立すれば、市立小289校のうち3割近い84校が対象となる」と報じられました。

 生野区西部地域ではいま、12小学校を4小学校に統廃合する計画に対して、保護者、地域に不安が広がっています。「統廃合になれば、いま1学級20数人(以下もある)が35人、40人近くになる」、「少人数で進められているゆきとどいた教育ができない」、「学校が遠くなり子どもの足では通学に40分かかる」、「低学年の交通事故が心配」、「校区が広がり見守り活動が困難」、「災害が増えているのに避難所が無くなる」、「学校施設での生涯学習が盛んなのにどうなるのか」、「小学校は地域のコミュニティーの核なのに」、「学校が近いので引っ越してきたのに」、「人口減少に拍車がかかる」などです。

 地域では、統廃合ありきではなく、もう一度考えようと懇談会が開かれ、ポスター「子どもたちは地域の宝」、「住民合意抜きで小学校つぶしたらアカン!」が張られ、新校開校2019年4月の当初計画を許していません。大阪市会に陳情「『統合ありき』で強行はやめ、地域・保護者と話し合うことを求める陳情書」が出され「継続して審査」の扱いとなっています。

 焦った市長は、保護者・地域・住民との合意形成を突然放棄し、学校つぶしを条例制定で強行しようとしています。維新市政の狙いは統廃合で学校数・教職員数を減らして教育予算を削減すること、跡地の民間活用です。安倍政権の「地方創生総合戦略」-「公的不動産と民間活力の有効活用」をあからさまに進めることです。地域で育つ子どものこと、教育のことを考えているとは思えません。

 小学校でそろばんを教えている町会長さんが、「20人だと一目で見れて、指の動きも見て指導できる」と言われたように、大阪市がやるべきことは少人数学級を実現し、ゆきとどいた教育の条件整備を行うことです。

(陳情項目)

1.保護者・地域・住民との合意形成を放棄し、学校統廃合を強行する条例を制定しないこと。

2.少人数学級実現、教職員増など教育条件を改善すること。

2020年  月   日

 

第28回 大阪市教 教育研究集会(10月12日)

第28回大阪市教教育研究集会

主催大阪市学校園教職員組合

「今こそ学び、つながり合う、学校園を」

日時 10月12日(土)(13:30~18:00)
13:30~受付開始
※保育あります
14:00~分科会
16:00~記念講演
会場:アネックスパル法円坂 

記念講演 (16:00~)

「学力テスト体制下で教育評価の役割を問う」
      講師 谷口知美さん

(和歌山大学准教授、大阪教育文化センター副代表)

東大阪市出身。専門は教育方法学。主な論文は、「『発達の最近接領域』の評価
に関する実践的研究-算数授業におけるダイナミック・アセスメントの試み-」、「貧困問題の授業における当事者性」「グループ学習を活用したダイナミック・アセスメント-中学校社会科における試み-」。

楽しく学べる分科会 (14:00~15:45)

教育実践に役立つ講座、レポート実践交流会
悩める明日のヒントいっぱい!出会いいっぱい!

道徳科の授業~道徳ノートにしばられない実践と評価

(報告者)小学校教員
 道徳ノートに頼らずに豊かな心情を育めるような実践とその評価を考えていきます。大阪市の道徳部の実践評価を中心に話をしていただきます。

「自分時間を大切に」~働き方を考えよう

(報告者)小学校教員
①ほんまの「先生の仕事」って何? 自分時間のつくり方
②メイクアップ講座で心と体に潤いを~仕事おわりにもすぐできるメイク術~
    男性も参加できます。
③ヨガで心と身体をリフレッシュ。

②・③は同一講座内で選べます。

わかってできて学びあう体育学習とは

(報告者)小学校教員
 朝日新聞の「はなまる先生」にも掲載された先生の実践を学びます。タグラグビーなどの実際の授業の風景や、グループ学習のすすめ方、子ども達の反応のようす等をもとに、子ども達が考え話しあってすすめる「学び」について学びましょう。

学べば元気! 子どもと楽しむ障がい児教育

(報告者)小学校教員
 小学校の特別支援学級の実践から子どもの気持ちに寄り添い、発達を保障する教育を考えましょう。障害のあるなしこ関わらず学校の中で「困っている」子への支援や学校体制などで悩まれている方へのよろず相談も行います。

環境学習につながるネイチャークラフトづくり

(講師)大阪市環境事業協会
 深刻化する環境問題に関心を持ち、自然素材を使って製作することで身近な自然と親しむことを目的とする。学校保健委員会等の取り組みにも活用できる。落ち葉を使ったスライドグラス風カード、木の実を使った首かざりやストラップづくりや環境問題の学習をします。

パワハラのない職場をつくろう

(講師)西川大史 弁護士(民主法律協会)
 残念ながら学校現場にもパワハラが存在しています。管理職からのパワハラのみならず同僚からのパワハラを受けた組合員もいました。パワハラの嵐、職場づくりについて講義していただき、交流できればと企画しました。弁護士の先生より、パワハラの定義、債務不履行責任や安全配慮義務、使用者責任といった法的側面からの解説と実際にパワハラの被害者になってしまった場合やその可能性のある場合の対処法など講義していただきます。

子どもと楽しむ手作り工作

(講師)香田太郎さん(学童保育指導員)
かんたんで子どもが夢中になる工作をいっしょにしましょう。小さい子もできるので親子で参加大歓迎。組み合わせパズルなどを作ってあそびます。

2019年度 先輩のワザ伝授 第4回(9月7日)


学力づくりで学級づくりを

教育困難の中から生まれた実践

どの子も伸びる学力づくり

講師 図書啓展さん(大阪市立小学校教員 学力研常任委員)

とき 9月7日(土)14時~16時30分

ところ 阿倍野市民学習センター
(あべのベルタ3階 地下鉄「阿倍野」駅からすぐ 「天王寺」駅から南へ8分
 キューズモールの南です。入り口に注意

参加費無料 組合に参加していなくてもかまいません。自由にご参加ください。

大阪市学校園教職員組合

「神武天皇から126代目の天皇即位」の祝意を子どもに押しつける校長講話を批判する

 

「戦争美化の教科書を子どもたちにわたさない大阪市民の会」の校長講話批判を紹介します。

 この文章のダウンロードはこちら(PDF)
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「神武天皇から126代目の天皇即位」の祝意を子どもに押しつける校長講話を批判する

2019年7月16日
戦争美化の教科書を子どもたちにわたさない大阪市民の会
 共同代表 岩下美佐子

1.大阪市立泉尾北小学校は5月8日、「天皇陛下が替わられた」『元号が「令和」に替わった』記念の全校朝礼を行いました。(泉尾北小学校ホームページ校長日記より)

 小田村直昌校長は全校朝礼の様子を次のようにホームページに記載しています。

 「私からは天皇陛下にお代わりになった話と126代目であること、元号も日本古来から続いているお話をしました。」「次にシンガーソングライターの『山口采希』さんに色々な歌を披露して頂きました。とてもいいお話をして下さいました。…・神武天皇と仁徳天皇の『かまどの煙』のお話と歌…とても素晴らしいゲストでした!」

 また、山口采希氏はブログで、「唱歌『神武天皇』・唱歌『仁徳天皇』のお話と歌を歌わせて頂きました(〃ω〃)唱歌『仁徳天皇』は初めて歌った曲ですが、歌う前に『民のかまど』のお話をしたんですが、改めて国民と天皇の絆の深さを感じるお話に私も話しながら胸が熱くなりました。」と述べています。

2.大阪市教育委員会の聞き取りに小田村校長は「文部科学省の通知にのっとって実施した」と説明したと毎日新聞が報じましたが、校長の「朝礼の話」は文部科学省通知を逸脱しています。

 文部科学省「天皇陛下の御退位及び皇太子殿下の御即位に際しての学校における児童生徒への指導について(通知)」は、「御即位に際し、本休日法の趣旨を踏まえ、国民こぞって祝意を表する意義について、児童生徒に理解させるようにすることが適当と思われますので、あわせてよろしく御配慮願います。」としています。

 言うまでもなく、現憲法に基づく天皇制であり、「天皇の即位の日及び即位礼正殿の儀の行われる日を休日とする法律」(平成30年法律第99号)に基づく祝意です。

 校長が児童に「126代目である」と話したことは重大です。神武天皇から数えて126代目であることを子どもたちに押しつけています。神武天皇は「日本書紀・古事記で初代の天皇とされる伝説上の人物」(『岩波 日本史辞典』)です。
1940年に行われた紀元2600年式典は、1940年が神武天皇即位から2600年目に当たるとされ、11月10日に政府主催の記念式典が宮城前広場で開催されました。この日から14日まで全国で奉祝会などの祝賀行事が行われ、天皇への忠誠と国威発揚・戦争完遂の決意があらためて強調されました。なお、神武天皇の即位は、紀元前660年元日としています。

 大日本帝国憲法下の天皇制、神話の「天皇」の区別もなく、「126代」と児童に教えることは、歴史の偽造と言わざるを得ません。

 大阪市教育委員会は、「神話など不確かな内容を取り扱う際は、児童が多角的に考えられるよう考慮すべきだ」と校長に伝えたと朝日新聞が報じていますが、市教委の指摘は不十分です。

3.神武天皇に関わっては、大阪市立中学校では、育鵬社の歴史教科書が使用されていますが、その51ページには「こうしてカムヤマトイワレヒコノミコトは畝傍山のふもとの橿原で即位し、初代神武天皇となるという物語です。なお、2月11日の『建国記念の日』は、神武天皇が即位したとされる日を記念したものです。」と記述しています。

 「国民の祝日に関する法律」は、建国記念の日を「建国をしのび、国を愛する心を養う。」とし、日付は他の祝日とは違い、「政令で定める日」となっています。「神武天皇が即位した日」とすることは許されないからです。育鵬社教科書は事実でないことを書いています。神武天皇の即位(紀元前660年)そのものが虚構であり、戦前の「紀元節」復活論者は2月11日としたかったわけですが、法律に記すことが出来なかったのです。私たち「市民の会」は育鵬社教科書を批判してきましたが、その問題点を改めて指摘します。

4.全校朝礼では、「行くぞ!日の丸!」が歌われました。

 「うつむいた日は過ぎた 時が来た まっしぐら 行くぞ!行くぞ!日の丸が行くぞ! ああ勇ましく 日の丸が行くぞ」。

 同校に2人の子を通わせる母親は、「子どもたちが家で、〝行くぞ行くぞ日の丸が行くぞ〟と歌っているのを聞いて、びっくりしました。覚えやすい歌ですぐに覚えたようで。『戦争の歌?』と聞くと、オリンピックの応援歌と聞いたそうです。でもまるで戦前に戻ったみたいな歌詞で、怖いなあと思いました」、「私は国旗や国歌には抵抗ありません。だけど、今回のように戦時中かと思うようなものを、子どもたちに教えるのはやめてほしい」と話したと大阪民主新報7月14日付が報じました。

5.ジャーナリストの青木理さんは、「政治的中立が求められる教育の現場で、しかも全校児童が参加せざるを得ない朝礼で、神武天皇など事実に基づかない神話を基に特定の価値観を押し付けていると言える。信教や思想信条の尊重といった観点から憲法違反だし、教育の原則にも反する。外国籍の子どもらへの配慮も全くない。一部の右翼にみられる戦後民主主義に対する肥大化した憎悪が、稚拙かつ乱暴な方法で教育現場に表れているのだろう。校長は趣旨をきちんと説明すべきだ。」と指摘しています(大阪日日新聞7月4日付)。

6.戦争美化の教科書を子どもたちにわたさない大阪市民の会は、戦争を美化し、憲法改悪をめざす育鵬社の中学校歴史・公民教科書の内容を広く市民に知らせ、こんな危険な教科書を子どもたちにわたしてはならないとの合意を広げ、保護者・市民と共同して、子どもと教育を守る取り組みを進めて来ました。

 「神武天皇から126代目の天皇即位」の祝意を子どもに押しつける校長講話を批判するとともに、保護者に不安を広げた校長講話に対する適切な対応を求めます。校長講話の問題点をただし、保護者、市民に説明することを求めます。

以上